ワミノヤチ自然園シリーズ5

ワミノヤチ自然園の一番奥に八峰の湯の源泉排水貯水槽があり、その金網の中に入ったオニヤンマが出られず何十も死んでいるとの情報を篠原富和さんから聞き、9月7日(水)9:00〜10:00富和さんなど4名で見学しました。排水管の入口と排出口のところが2,30センチ金網がないのでそこから産卵のためか貯水槽に入り、金網が全面に張ってあるため出られなくなったようです。金網の支柱のいたるところに夥しい数のオニヤンマが死んでいました。また、排水口のちょっと下流の小川の岸辺には産卵中に小動物が食べた後の羽が大量に岸辺のあちこちにありました。これだけのオニヤンマが生息していることは豊かな自然の証左ではないかと思いました。
貯水槽までの途中、初夏とは異なり、いろいろな花や実が見られました。
サラシナショウマ

サラシナショウマと周りの黄色い花はオタカラコウ


オタカラコウ

ガマズミ

アブラガヤ、「ハンノキーヌマガヤ群生地」のヌマガヤは見当たりませんでしたが、篠原富和さんから連絡が入り、ヌマガヤを見つけたとのことでした。後日、観察し、アップします。


このような素晴らしいワミノヤチ自然園を、残土があるからとりあえず埋め立て更地にする計画は再考し、是非とも保全し多くの皆さんが観察できる場所として生かしていただきたいと心から願うものです。