ワミノヤチ自然園観察会

5月7日、午前9時からワミノヤチ自然園の観察会が開催されました。地学と植物それぞれに詳しい2名も参加していろいろ説明してくれました。ハンノキ林にヌマガヤが生えている群落は大変希少で長野県内ではここだけではないかといわれてます。長野県のレッドデータブックで絶滅危惧群落に指定されております。ワミノヤチ自然園の所有者の集落がここを埋め立てて農地に転用したいとの考えで、ハンノキなど樹木を伐採するとの話を仄聞しております。貴重な自然が消えて2度と元に戻らないことになってからでは取り返しがつきません。さらに、ワミノヤチ自然園は洪水の際、貯水池としての機能があり集落の防災上も極めて重要とのことです。
ハンノキ林と水芭蕉、カサスゲ

ヌマガヤの新芽

水芭蕉(シカの食害にあわないよう囲いがしてあります)



クリンソウ


ハンノキ林とミヤマイボタなどの灌木の芽吹き


ハシリドコロ(有毒)

ヤマエンゴサク


伐採された樹木


大月川の橋の上から八ヶ岳連峰の天狗岳と稲子岳。天狗岳と稲子岳の間が887年大崩落して松原湖湖沼群ができ、千曲川と相木川が堰き止められ大きな湖が生まれ、数多くの流山ができたという説明がよくわかる場所です。