日本ロングトレイル協議会の設立総会と第1回ロングトレイルフォーラム

7月8日、午後1時から小諸市安藤百福記念自然体験活動指導者養成センターにて日本ロングトレイル協議会の設立総会が開催されました。
趣意を引用しますと以下の通りです。
健康と自然志向のライフスタイルへの関心が高まる中で、「自然、環境、旅、健康、学び」などのニーズは、「歩く」から、さらに、「歩く旅」へと進化しています。また、2011年は、国連の定める「国際森林年」でもあり、「森を歩く」をキーにした「歩く旅」についても関心が寄せられているところです。
全国各地にこの「歩く旅」の受け皿ともなるロングトレイルの整備や計画が進んでいます。これらのロングトレイルは、自然環境の適正利用による観光活性化が目標の一つであり、地域社会に大きく貢献しようとしています。
しかしながら、欧米に見られる「歩く旅」を想定したロングトレイルについては、国民的な理解やトレイルを整備、発展させるためのシステムや人材がまだまだ未成熟であります。
そこで、全国のトレイル運営機関・諸団体による多角的な広報活動と普及促進、さらには情報交流などを行い、海外からも多くの人々を惹きつける持続可能なトレイルの設置と整備を目的に、日本ロングトレイル協議会を設立する運びとなりました。
引き続き午後2時から第1回ロングトレイルフォーラムか開催されました。
プログラムは以下の通りでした。
主催 NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構
共催 安藤百福記念自然体験活動指導者養成センター
主管 日本ロングトレイル協議会
後援 観光庁 小諸市 小諸市教育委員会
特別協力 国際森林年国内委員会事務局
会場 安藤百福記念自然体験活動指導者養成センター
1 日本ロングトレイル協議会の設立、規約、委員の紹介
2 省庁からの報告
 ①国土交通省観光庁スポーツ観光推進室長 坪田知広氏
  「ロングトレイルと地域観光の活性化について」
 ②文部科学省スポーツ・青少年局 青少年教育官 藤原一成氏
  「青少年教育とロングトレイル
 ③農林水産省林野庁国有林野部経営企画課企画官 岩佐正行氏
  「国際森林年と森を歩く」
3 各トレイルの現状報告
 信越トレイル・高島トレイル・八ヶ岳スーパートレイル・浅間ロングトレイル・ とかちロングトレイル
4 計画トレイルの説明
 塩の道トレイル(長野県小谷村)・雪国観光圏ノーカントリートレイル(群馬 県みなかみ町)・霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル(長野県長和町ほか)
5 記念講演
 加藤則芳氏(ネイチャーライター・日本トレッキング協会常任理事)
 「ロングトレイルにかける私の夢」
6 今後の事業について 公開討論
7 質疑応答
懇親会 午後6時〜
会場の安藤百福記念自然体験活動指導者養成センター